朗読内容【朗読の内容】一人の男性=俳優(どうしてもビョンホンssiのイメージしか思えないようなシチュエーション)が、ある日突然、医者から余命幾ばくもない病だと宣告。 映画の撮影、完成試写会まで持つかどうかの 限られた命のともし火。父と母に会いたい。でも若かりし日の父への反発。帰りたい、でも帰れない。 昔育った家の近くまで帰ってきたものの、どうしても帰ることが出来ない。男は近くの丘から携帯電話で家に電話をかける。 男「もしもし、俺。。。」 母「どうしたんだい?」 男「なんでもないよ・・・・」 ・ ・ ・ 他愛もない会話の後、母が言った 母「父さんと代わろうか?」 父「元気か?」 男「うん。」 父「もうそろそろ帰って来いや」 男「いや、でも父さんの葬式には帰るよ!」と 「父さん、ありがとう。」 父「それは家に帰って俺の目の前で言うもんだ」と 「秋頃にはかえって来いよ!」(この辺不確かです) 男「うん、じゃあ秋頃には帰るよ」( ” ) 男は秋までは持たない。 家に帰るのはきっと自分の葬式になるだろうと。。。。。 母が言った 母「今度帰ってくるときはいっぱいのご馳走を作って待ってるよ」と 今度帰る時は母がいっぱいのご馳走を作って待っていてくれる ことだろう。もし、自分が死んで家に帰ったとしても、 きっと母は同じだけのご馳走を枕元に並べてくれることだろう。。。 男は口に手をやり声を押し殺して泣いた。 そして、それを悟られないように電話を切った。。。。 |